2011/07/30

meddle 20110801


-----

meddle @恵比寿barjam
2011/08/01(mon)
21:00 open
charge free!!!

選曲:
silencio (トコノマ)
山田章雅(novotempo)
浅野直行

即興演奏:
the jams

いけばな:
今井蒼泉/龍生派

-----

週明け月曜はmeddle@bar jam。
トコノマのsilencioくんをお招きします。
こないだ一緒にやらせてもらったときは、オブスキュアな音源を沢山かけてたので、非常に楽しみであります。

2011/07/24

a vinyl vol.85 [ lebanon ]


-----
Artist: Fairuz
Title: Maarifti Feek
Format: lp
Country: Lebanon
Year: 1987
-----

レバノンの歌姫、Fairuzの超傑作。
どうやらレバノンでは美空ひばり的な扱いの人気歌手のようで、数多くのリリースがありますが、80's後半にリリースされたこの盤では、ジャズ・ニューウェーブの要素もクロスオーバーさせた極めてクオリティの高い楽曲が多数収録されています。
特にSample1がおすすめで、ダウンビートの柔らかな質感、スムースなホーン・キーボード、コブシの利いた幻想的な歌い回し、ジャジーなシンセソロ、どこを切り取っても最高としか言いようがありません。

Sample1

Sample2

Sample3

Sample2は、Sample1の別テイク。
共に原曲はアラブの伝統民謡です。

a vinyl vol.84 [ turkey ]


-----
Artist: Selda
Title: S.T
Format: lp
Country: Turkey
Year: 1976
-----

トルコのアシッドフォークボーカリスト、Seldaの1st。
ターキッシュサイケ名盤としても知られており、Finders Keepersから再発がリリースされています。
オリジナルは見た事がありません。

オーソドックスなトルコらしいリズムにどこかストレンジなファズギターとエネルギッシュなボーカルが重なり、独特のグルーヴを生み出しています。

Sample1

Sample2

イスタンブールの雑踏が目に浮かぶようです(実際あの街では、こんな感じのスパイシーな旋律がどこからともなく聞こえてきていました)。

a vinyl vol.83 [ u.k. ]


-----
Artist: Paz
Title: Paz Are Back
Format: lp
Country: U.K
Year: 1980
-----

イギリスのスピリチュアルジャズバンド、Pazのおそらく2nd。
1stのKandeen Love Songがよく知られていますが、こちらもヤバいです。
全体的に極上のスペースフュージョンが収録されているのですが、中でもsample1のアブストラクトな質感のシンセ音を聴いていると、完全に異世界へ連れてかれます。

Sample1

柔らかな音質もまた良しです。

2011/07/17

a vinyl vol.82 [ greece ]


-----
Artist: Dimitris Petsetakis
Title: Missing Links
Format: lp
Country: Greece
Year: 1991
-----

個人的に最近大注目のギリシャニューエイジシーンから一枚。
恐らくこの界隈のアーティストは皆ヴァンゲリスからの影響を受けているのかと思いますが、ドイツ/スペインの同シーンと比較しても引けを取らない音楽性に優れたリリースが多数あります。
このDimitris Petsetakisというアーティストも、詳細は全く不明ながら、空間的なシンセサイザーに自然音、アフリカの民族楽器をミックスした心地よくも不思議な雰囲気のアンビエントサウンドを聴かせてくれます。

Sample1

他のギリシャ音源も徐々に紹介していきます。

a vinyl vol.81 [ italy ]


-----
Artist: Joel VandroogenBroeck
Title: Image Of Flute In Nature
Format: lp
Country: Italy
Year: 1978
-----

スイスのサイケデリックロックグループ、Brainticketの中核メンバーでもあるフルート奏者Joel VandroogenBroeckがイタリアからリリースしたソロ名義1st。
フルートの音色とシンセサイザー、不思議な鳴りもののレイヤーが重なり、全体として他では決して聴くことのできないトリップサウンドと化しています。
80'sに多数リリースされたcolor sound libraryと比較し、 オーガニックな質感が強いところも魅力です。

Sample1

Sample2

特にSample1は、極めてエクスペリメンタルなサウンドながら、ノスタルジーを感じるチルアウトミュージックとして個人的にこの季節愛聴してます。

a vinyl vol.80 [ germany ]


-----
Artist: V.A
Title: Music Scene Saar Vol.2
Format: lp
Country: Germany
Year: 1981
-----

ザールランド州コンピレーション第二弾。
ここでも、同じようにAmby&Arnoだけが抜けてます。
(他のアーティストの曲は正直聴いてられません)
vol.1と比べてブライトでアップテンポなジャズグルーヴ。

Sample1

ちなみにこのAmbyというアーティストは、コンピ以外にも自主盤をリリースしていて、それも素晴らしいです。

a vinyl vol.79 [ germany ]


-----
Artist: V.A
Title: Music Scene Saar Vol.1
Format: lp
Country: Germany
Year: 1980
-----

ドイツはザールランド州の音源を集めたと思しきオブスキュアなコンピレーション。
殆どの曲が退屈な大衆ロックなのですが、Amby&Arnoという謎のバンドだけが異彩を放っています。
マイナーコードながらどこか暖かみのあるメロディーとハスキーかつフォーキーなボーカルが一度聴いたら癖になるバレアリックジャズ、sample1がとにかく最高。
イントロのギターソロの時点で鳥肌ものです。

Sample1

ジャーマンツアーの成果の一つです。

thx to basso.